南青山のトータルビューティーヘアサロン (外苑前駅4A出口より徒歩4分)

COLUMN

逆境経営を読んでみた

確か20代のとき日本酒ブームが少しあったなぁとこの本を読んで
思い出した。
越乃寒梅、上善如水とかなんとなく寒い地方でお米の美味しい
県で作っているのが美味しい日本酒なんだと、漫画の夏子の酒が
記憶があるぐらいで少し縁遠いお酒のカテゴリーでありました。
どちらかというと上品で飲みやすい日本酒より杯を口元に寄せると
「つーん」とくる攻撃的なアルコールの匂いのする日本酒を燗酒にして
呑む方が好きだった。
酒を飲むと90%は仕事の話、10%は噂話とバカ話。
そしてまた逆境経営を読んでしまったから酒=仕事になってしまった。
なんかお酒を飲みたいから仕事をしているみたいに思われるかもしれないけど
私はお酒は弱いです。すぐに酔います。
ちょっと話がズレました、元にもどしてこの本を読んでみてどこの経営者も
波乱万丈、問題だらけを乗り越えて会社を強くしていくんだなと共感しました。
技術と科学的根拠。
カット技術は練習すれば上手くなる、でもカラーやトリートメント、
パーマはそうはいかない。既存メーカーがお勧めしてくれる松、竹、梅みたいなレシピでは
万人に効果の出る又は納得していただける仕上がりにはなりません。
しっかりと薬剤の事を勉強して髪のなかで、この薬剤を塗布したことによって
何が起きているのかが理解できてないとお客様の満足度を感激レベルまでもって
はいけません。
現在弊社では技術(カットテクニック)だけではスタイリストデビューはできません
化粧品検定や弊社推奨メーカーの資格等の取得をしないといけないのです。
薬剤の事をしっかり理解して髪質にあった独自のレシピで結果を出し技術を可視化、言語化して最高のサービスとオーダーメイドの仕上がりを提供できるように心がけています。
まだ道半ばですがここまでくるのも大変でした。
何年もコピペ的な仕事をしているとベテランは物事の変化やイノベーションを嫌います。
俯瞰的にみて改革が必要だと意見しても現場がわかってないと押し問答そんな
毎日の繰り返し。
使用薬剤から手順や方法を改革するのに結構な月日を費やしました。
桜井さんの本の中でも作り手との確執を匂わせる文脈もあり酒蔵も美容室もさほど
考え方や人との関わり方は変わらないなと確信しました。
いつか弊社も南青山の頂上から名門と言われるぐらいの美容室になります。
その日まで努力を惜しみません、ぜひこのコラムをお読みになったら
桜井さん、一度親子で来店くださいませ一杯やりましょう。
お待ちしております。