「 おばあちゃんが生きてる間に、女5人で着物を着て写真を撮りたいんです 」
おばあちゃん、お母さん、私、娘2人で。
おばあちゃん以外は、私が担当させて頂いてるんですが、なんとも素敵な企画!!
着付けとヘアメイク、カメラマンの手配まで。
もちろん、二つ返事で「 やらせて頂きます!」と即レスです。
そんなわけで、今、そのお着物デーに向けて始動しているわけです。
毎回思うけど、本当にお着物って奥が深くて難しいです…。
どこに合わせてお着物を揃えるかって言う所から。
結婚式なのにデニムで来ちゃったみたいになっちゃうわけですよ。
でも、そもそも結婚式なのか2次会なのか、友達でのお祝いパーティーなのかって所も。
そこにどのランクの服装で行くのかって言う。
上座ポジションの社長がデニムなのに、1年目のお会計係がモーニングだったらまずいですよね笑。
わかりやすく言うとそんな感じです。
お着物でもそれがあるのです。
何年か前にもちょろっと書きましたが、自分メモにまたざっくりと改めて。
まず重要なのは、紋。
紋とは家紋の事で、数が多いほど格は高くなります。
五つ紋、三つ紋、一つ紋とあります。
一番格が高いのは、五つ紋の留袖の黒留袖。
私が昨日お稽古で練習していた黒留袖もそう。
帯から上の上半身に柄はなく、模様が全て縫い目をまたいで繋がっていて、1枚の絵のようになっている絵羽模様で、染め抜き日向五つ紋を入れ、比翼仕立てになっているものが黒留袖の正礼装。
他には振袖が入ってきます。
色留袖はこの次。
色留袖は、黒留袖の地が黒以外の着物です。
そして、訪問着。
訪問着は、白い生地を裁ってから染めた絵羽模様の着物。広げると1枚の絵のようになり、肩、裾、袖に繋がった模様があります。
付け下げは、訪問着の略式版。反物のまま染められ、左右の身頃や肩から袖の柄が必ずしも繋がっていません。
色無地は、一色染めのお着物で、紋の数、合わせる帯や小物で祝い事、慶事に使い分けられます。
小紋は、繰り返し模様の型染めのお着物で、江戸小紋だと少し格が上になります。
紬は、糸を染めてから反物を織るので、糸がしっかりする = 仕事着的な感じです。
織物の普段着用の着物です。
小紋や紬は普段着にあたります。
大島紬や結城紬など、高級ではありますが、あくまで位置づけは普段着。
ざっくりまとめても難しい…
着物に紋が入ることで格上になったり、合わせる帯や小物によって格上になったりするから、基本を押さえておかないと、必ずしもとは言い切れません…🤭
黒留袖には、合わせる帯あげは白。
白でも綸子が基本。
そして、帯締めは白地に金です。
これは、何度もやってるので覚えました笑。
お着物やっぱり難しいー…笑
お着物、このシチュエーションにこのお着物で大丈夫??というご相談も承っております。
お気軽にご相談ください!(その際、お使いになるお着物一式のお写真が必要になりますので、ご用意ください)
明日も朝から着付けのお稽古行ってからの営業フルタイムです。
早く寝ないと…笑。
新しいチャレンジは心配な面のドキドキもありますが、それ以上にワクワクしますね😀
同じ事ずっとやってても成長ってないから。
私、生涯美容師続けたいので、まだまだ頑張りますよ!
周りのみんなに負けないように!
KIND 佐々木 れいこ😀